- FASHION NEWS2017/09/11
ゆず・サカナクションなどのMVへも作品提供を行うアーティスト「マグマ(magma)」による展示会が開催決定
ラフォーレミュージアム原宿で、2017年10月28日(土)~11月5日(日)の期間、今年で活動10年目を迎える2人組アーティストユニット・マグマによる展覧会「magma’s –magma 10th Anniversary exhibition–」が開催される。
マグマは杉山純、宮澤謙一の二人によるアーティストユニット。
彼らの作品はジャンルと時代を超えた「物」と「物」とのコラボレーションの繰り返しによって構築されている。
誰かに一度捨てられた物や、誰もが目にしたことのある物、はたまた最新技術が搭載されたメカニカルな物。廃材、おもちゃ、電動器具など、身の回りにあるありとあらゆる物を素材とし、広告美術、空間演出、家具、プロダクトまで幅広く手掛け、多彩な作品を制作し続けている。
一見何の脈絡もないような物たちによって緻密に構成され、ユーモアに富んだ作品群は、キャッチーでありながら寓話的であり、どこか違和感を感じさせる。
人々が思い描いていたファンタジーや美意識の感覚を破壊されるような衝撃と、潜在意識に訴えかけるような表現は、私たちや現代社会が持つ固定概念という無意識の存在に対しての疑問の表れであり、古い価値観を打ち壊そうとする改革と言えるだろう。
作品それぞれが異世界の物の集合体となり、その断片をぶつけ合いながらストーリーを紡ぐ行為は、何でも手に入れることのできてしまう今の時代の中で、どこにもない物を見出し、新たな表現を生み出そうとしているマグマのあくなき挑戦でもある。
今回の展示は2017年10月に結成10年目という新たな節目を迎えるマグマによる、初の大型展覧会となる。
初期から現在までに制作された立体・平面作品、家具、プロダクトなどのアートワーク・オリジナルワーク、制作風景やスケッチ、そして初公開となる立体作品を含む、約100点に及ぶ作品群を一挙に展示。
常に新鮮な可能性を創造し続けるマグマの過去、現在、そして未来を体感することのできる、またとないこの機会は、私たちにセンセーショナルな夢と希望を与えてくれることだろう。
会期中には、ギャラリーツアーの開催や、10周年記念作品集の先行販売も予定している。
・会期:2017年10月28日(土)~11月5日(日) 11:00~21:00
・会場:ラフォーレミュージアム原宿 (東京都渋谷区神宮前1丁目11番6号ラフォーレ原宿6階)
・入場料:無料
・問合先:03-3475-0411(ラフォーレ原宿代表番号)
・主催:ラフォーレ原宿
・企画/制作:ラフォーレ原宿、VOILLD
・グラフィックデザイン:安田昂弘(CEKAI)
「ゆずが2015年に発表した楽曲「終わらない歌」のMV・キービジュアルで参加してもらいました。僕らの楽曲をぶっ飛んだ世界に連れていってくれて、ありがとうございました。
また一緒にやれる日を楽しみにしています。」
実はボクの奥さんがMAGMAのファンでして、ある時展示会に連れて行かれたんです。
そこで見た作品達に、一瞬でボクもMAGMAワールドに引き込まれて大ファンになってしまいました。Hi-STANDARDのTシャツを手がけてくれた時は最高嬉しかったです。
これからも、ハンパない作品を生み出しまくって下さい!!! 応援しています!!!
藤子不二雄からダウンタウンまで。男ふたりがつくる世界に憧れた少年の頃。
magmaと出逢った頃、もうなんとなく僕は大人になってしまっていた。
だから、すべてのいつかの少年たちに、このmagmaの世界を見てもらいたい。
一見キャッチーなルックスで思わず心の扉を開けてしまったら最後、
気がつけば内側から僕らのDNAに刻まれた記憶をブルブル刺激してきます。
それは記憶の一瞬のバグで、太古の近未来パラレルワールドに飛ばされるような感覚!
何度かコラボをさせていただきましたが、物作りの過程で大切にしている所がマグマとは近いと思うんです。
一緒に作業していて閃きと手が直結していて作業の速さも心地よかった。
カルチャーを理解した上でのマグマ作品はリアルだしそこが好きです。
全クリエイターよ、道を開けろ!magmaの二人のお通りだ!
ファニーだのキャッチーだの世間の捉え方は知らないが、僕が知る彼らは学生の頃から変わらない。いつだって覚悟と生き様を我々に突きつけてくる。
衝撃のデビュー作から10年。ドロドロと煮え滾るそのmagmaを爆発させてくれ。
個展「SYMVOL」 at VOILLD (2016年)
「magma furniture」 (2012年)
「WOODSTOCK」KENPOKU ART 2016出展作品 (2016年)
「FUTURE SHOCK」 (2009年)
ゆず「終わらない歌」(2015年)
サカナクション「スローモーション」MV(2015年)
FACETASM 2014S/S COLLECTION (2014年)
PHOTO: Kenya Chiba
杉山純と宮澤謙一によるアーティストユニット。2008年結成。
廃材、電動器具、樹脂などを手作業で組み合わせて創りだす独自の世界観を得意とし、作品制作にとどまらず家具やプロダクト、プロップス、空間演出などのクライアントワークまで幅広く手掛ける。
ゆず「終わらない歌」MV、アリーナツアー「TOWA」ツアータイトルデザイン、きゃりーぱみゅぱみゅ、サカナクションなどのMVへの作品提供、NHK「Music Japan」の番組セット、keisuke kanda新宿店の店舗内装なども手掛ける。
2016年、KENPOKU ART 2016茨城県北芸術祭に出展。どこか懐かしさを覚えるアナログ感とクレイジーな色彩が融合した作品群は、国内だけでなく海外からも注目を集めている。
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