- FASHION NEWS2013/05/01
安易な刺青には注意して!処置をしても消えないリスクも
ファッションでの刺青やタトゥーも広がってきているが、安易に入れてしまうのはやはり考え物だ。公共のプールやサウナなどに入ることができない、就職時に困難を生じるといった社会的デメリットはもちろん、いざ消したいというとき、簡単にキレイに消せるわけではない。
美容整形外科や形成外科などで提供されている、レーザー治療ですぐに消せると考えている人も少なくないが、実際にはそうはいかないケースも多い。もちろん費用も決して安くはない。
(画像はイメージ)
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美容外科高須クリニックの名古屋院院長で現役医師、メディアでも有名な同クリニック院長の高須克弥氏を父にもつ、高須幹弥氏は、自身のオフィシャルブログで、以下のように述べている。
一般的にレーザー治療は、黒や青の刺青には比較的効果を発揮するものの、それ以外の赤や黄、緑といった色のものには、あまり反応せず、効果が乏しいという。そのため、こうした色の場合には、初めから
を勧めることになるという。
また、黒や青の刺青・タトゥーでも、とくに濃い色素を用いていたり、深い部分まで色素が入り込んでいると、レーザー治療では、完全に消せないこともあるそうだ。濃い色での線彫りや文字で、しばしば完全に消えないケースとなることから、こうした場合も、外科的治療が必要と判断されるという。
過去に付き合っていた恋人の名前をタトゥーで入れているといったケースも、レーザー治療ではたとえ薄くなっても、完全に消えず識別できてしまうといったことがあるので、やはり多くの場合、外科的治療が勧められるそうだ。
他の専門家も、レーザー治療は、手をつけるのが手軽である一方、完全に治療を終えるまでにはかなりの期間を要すること、また除去できないケースも多く、結果外科手術が必要になることが多いと指摘している。くわえて、重ねてのレーザー照射によって周囲の皮膚がダメージを受けてしまうリスクもあるとされる。
外科的治療は、レーザー治療に比べ確実な除去法だが、どうしても痕は残ってしまう。いずれにしても、刺青やタトゥーは、入れることにくらべ、消すことが圧倒的に難しく、キレイに消すとなると、そのハードルはなお一層高い。最終的には個人の判断だが、それなりの覚悟をもって接することが必要だろう。
▼外部リンク
高須幹弥 オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/drmikiya/
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