比較的手軽に利用できるうえ、理想的な目元に生まれ変われると、人気の高い二重手術。アイメイクにこだわりをもつ人が多い昨今、より希望する人も増えている。手術にも実にさまざまな種類があるが、利用の仕方には注意も必要であるようだ。

埋没法、LS法、ミニ切開法、完全切開法、目頭切開、目じり切開、たるみ取りや上まぶたの脂肪除去、眼瞼下垂手術、タレ目形成、ブローリフトなど、目元の手術を挙げればきりがないほど多様だ。

これらを利用する際、カウンセリングに足を運んで、施術をして……となると、ある程度時間を要することから、仕事や学校の関係上、片目ずつ、日にちを空けて受ける人も多い。また、周囲に気付かれにくいように、徐々に変化したいという希望から、片目ずつを選ぶ人もある。

しかし専門家によると、この“片目ずつ”の方法は、とくに注意が必要という。

（画像はイメージ）美容整形高須クリニック名古屋院の院長で現役美容外科医、高須クリニック院長の高須克弥氏を父にもつ高須幹弥氏は、自身のオフィシャルブログを通じ、この片目ずつ行う施術のリスクについて語った。

高須幹弥氏の説明によると、目元は非常に微妙な変化をするもので、その日の体調、施術を受ける時間帯、細かな体重変化などによっても変わってくるという。そのため、片目ずつの施術では、それぞれコンディションが違う状態で行うこととなることから、どうしても仕上がりに微妙な左右差が生まれてしまいやすいのだそうだ。

また、目元だけでなく、人間の顔は左右非対称で微妙なバランスをとったものとなっている。両目一度に施術するのであれば、担当医は同じコンディションで、左右をリアルタイムに比べつつ、正確に手術ができるため、術後の理想的な仕上がりを実現しやすいという。

よって、バランスに強いこだわりがなければ、片目ずつという選択もありだが、両目行うことが決まっていて、失敗のない均衡のとれた仕上がりを追求するなら、両目同時の施術を選ぶ方がよいそうだ。

施術後の微妙な腫れも、両目同時の方が目立ちにくく良いとする意見もある。片目ずつの方が手軽に利用を決めやすいが、通常通り両目同時に行うほうが、リスクは少ないということも知っておくようにしたい。

▼外部リンク

高須幹弥　オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/drmikiya/