ひらがな文字を綺麗に書くコツ!漢字からの成り立ちを意識してみて。 (1/2)

漢字から成り立ちを学ぶと「平仮名(ひらがな)」の書き方がうまくなる。ひらがな文字を綺麗に書く方法は、いくつかポイントを抑える点にあったのです。

執筆者: 筆耕房☆きっこ
美しい「ひらがな」を書くコツ!

ひらがなの元となった字をご存じですか?

ひらがなは、漢字を簡略して表記するためにつくられたものですが、その元となる漢字を、私は学校で習った記憶がありません。
大人になってから、書道教室を通じて知ったように思います。

もし学校で教えていないのなら、これは非常にもったいないことです。

 

元字を意識すると、書く「ひらがな」が自然と変わってくる!

ひらがなの元字を知っていると、なぜこの画はこの角度なのか、この長さになるのかが、自然とわかります。

今回は、元となった漢字を意識してひらがなを書くことにより、「なるほど!だからこの形なのか」という気づき体験をしていただきたこうと思います。

「あ」←「安」

「あ」は、「安」の草体から出来ました。

よって、「女」を意識すると、曲線部は、節のある書き方をしたほうがいいことに気づきます。

 

 

「く」←「久」

「く」の元字は「久」から来ているので、始筆よりも、終筆の位置が右にきます。

 

 

「け」←「計」

「け」の最終画は「計」の縦画なので、湾曲しすぎないように書きます。

 

 

「し」←「之」

「し」の元字は「之」であることを知ると、縦線の書き方がちがってきます。

 

 

「す」←「寸」

「す」の元字は「寸」なので横画は、交差する縦画より左側を長く見せるのが、正しい形になります。

 

 

「た」←「太」

「た」の元字は「太」なので、最終画は短めに書きます。

 

 

「ち」←「知」

「ち」の元字は「知」であることを意識すると、このなめらかな曲がりを意識して出したい、と思うようになります。

 

 

「つ」←「川」

「つ」の元字は「川」なので、横線部は、縦画をつないだものなのだと思って書くと、線が変わってくることでしょう。

 

 
 コラムニスト情報
筆耕房☆きっこ
性別:女性  |  

楷書を書くことが大好きで、筆をつかった仕事をしようと決めてました。
筆耕は筆文字で報酬を得る仕事で、賞状や式次第、のし袋や招待状の宛名書き、席札などいろいろな仕事が入ってきます。
自宅でできるので興味がある方、楷書を上手に書きたい方に向けて、少しでもお役に立てたらと思い、記事を書いていきたいと思ってます。

 

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