東洋医学的視点から、美肌を作る方法をご紹介。乾燥肌の原因は「気血水」の「血(けつ)」不足。漢方を上手に取り入れてニキビや肌荒れを予防・改善してみましょう。
こんにちは、漢方アドバイザーの寺井麻友です。
漢方的に見て、みずみずしいお肌のために欠かせない「血(けつ)」。
「血」は体をめぐる「氣血水(きけつすい)」の一つで、体の隅々に栄養を届ける役目があり、お肌の潤いに欠かせません。
この時期の乾燥肌の裏に隠れている「血」不足の解消方法の一つは、前回ご紹介した「よく噛んで、ゆっくり食事をとる」ことでした。
今回は、その他にもある、漢方的に「血」を増やし、美肌をつくる方法をご紹介いたします。
美肌のために睡眠が大事なことは、皆様ご存じのとおり。
漢方でも潤いの元「血」は、夜寝ている間に作られます。
大切なのは、睡眠時間の長さよりも時間帯です。
夜11時~午前1時が「血」を作り蓄える「蔵血(ぞうけつ)」の時間と言われています。
この時間にぐっすり眠れていれば完璧です。
そうはいっても、それはなかなか難しいという方も、夜12時までには、お布団に入るようにしてみてください。
「血」がしっかりキープされ、美肌になるのはもちろん、疲れにくく、冷えにくくもなります。
漢方的にお勧めなのは、体を温め、「血」をつくる、次のような食材です。
この中でも、「なつめ」は、古くから「1日3粒で老い知らず」と言われるほど、滋養強壮・潤い効果が高い食材。
おやつには、ドライなつめが手軽でお勧めです。
お湯を注いでお茶にしても、甘くて美味しいですね。
漢方にはロバの皮を煮て作られる「阿膠(あきょう)」という生薬があります。
阿膠はコラーゲンなので、潤す効果に優れており、続けて飲んでいるとカサカサお肌がプルプルになります。
- 「温経湯(うんけいとう)」
いつも手足が温かい(熱いくらい)、手や唇が乾燥する、おりものが多い方に。
- 「芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)」
不正出血があったり、生理がだらだら何日も続く方に。
妊娠中でも、安心して飲んでいただける漢方薬です。
「クマ笹エキス (ササヘルス SE-10)」は、「血」そのものを増やし、さらに質を高めて、血液サラサラ、デトックスもしてくれます。
お肌の乾燥だけでなく、ニキビや肌のくすみ等でお悩みの方にお勧めです。
どなたにも飲んでいただけるので、ぜひ一度お試しください。
私も長年悩んでいたあかぎれが、「温経湯」をひと冬飲んで、すっかりよくなりました。
漢方薬を内服される場合は、漢方アドバイザーや漢方薬剤師に一度ご相談くださいませ。
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Fashion Latte編集部
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