日本酒の選び方は「ジャケ買い」もおすすめ♪ボトルがおしゃれな銘柄6選

執筆者: 松尾伸二 職業:酒屋
「ジャケ買い」が楽しい♡おすすめのビジュアル系日本酒

今、日本酒は大ブーム。

最近、特に日本酒好きの女性が増えています。

 

日本酒女子が続々ブームに!

日本酒を愛する女性を「日本酒女子」あるいは「酒女」と呼ぶそうです。
ある飲食店さんの調査でも、女性は他の酒類と比較して、日本酒を注文する方が多いと聞きます。

男性はこだわりがありますから、あまり新しいものに挑戦したがらない。

一方、女性は、新しいものや流行に敏感で、常にチャレンジをします。


今回は、流行に敏感な日本酒女子にお勧めの、日本酒の選び方をご案内します。

日本酒の選び方
銘柄が分からなければ「ジャケ買い」がおすすめ!

「とは言っても、どうやって選んだらいいの?」と悩んでいる日本酒女子にお勧めするのが、「ジャケ買い」です。

 

以前は、日本酒のラベルと言えば、白地の和紙に、銘柄名を大きく書いたものがほとんどでした。
ですが、最近の日本酒は、ラベルデザインも洗練され、思わず手に取ってしまうようなお洒落なお酒が出てきています。

 

 

ジャケ買いをお勧めする理由

蔵元さんは、お酒を仕込む前に、どの米を使用して、こういう味にしたいと、酒質の設計をします。

意図した味に仕上がれば、お酒の味に合ったラベルや蔵元さんのメッセージがデザインされていきます。

 

デザインに凝るという事は、出来上がったお酒が意図したとおりに出来ていて、蔵元さんの考え方や酒質がデザインに反映されているということ。

 

そのため、ジャケ買いしても、美味しいお酒に出会える確率が高いのです。

「ジャケ買い」したくなる、美味しい日本酒

では、実際にラベルが素敵な、美味しい日本酒を、具体的にご紹介しましょう。

 

川中島幻舞純米吟醸愛山

長野県の酒千蔵野さんが造る「川中島幻舞純米吟醸愛山」。


ピンクのラベルに使用したお米「愛山(あいやま)」の「i」をデザインした、キュートな印象のラベルで、愛山米を活かした品の良い味わいです。

 

 

ALPHA 風の森 TYPE1

奈良県油長酒造さんが造るお酒「ALPHA」は、実験的要素の強いシリーズで、「TYPE1」のテーマは低アルコール。

シンプルな中にも、赤が印象的なデザインです。

 

フルーツを思わせる味わいと、キメ細かな酸の際立ちが素晴らしいお酒で、低アルコールであるため、お酒がそれほど強くない女性にもお勧めです。

 

 

仙禽 ドルチェ・ロッソ

栃木県の仙禽(せんきん)さんが造るお酒で、ワイン酵母を使用した日本酒です。

ポップなラベルに思わず手に取りたくなるデザインです。

 

ワインのような酸と甘味は、日本酒であることを忘れさせるような味わいです。

 

 

笑四季 マスターピース 純米大吟醸 山田錦

滋賀県の笑四季(えみしき)酒造さんが造るお酒で、ラベルデザインは、デザイナーの方に依頼したものです。

バラの華やかなラベル同様、香り高いお酒です。

 

 

笑四季 モンスーン 山田錦

このお酒も笑四季酒造さんのお酒で、お酒を仕込む時にお酒を入れて仕込んだ、貴醸酒といわれる極甘口のお酒です。

甘口白ワインに似た、情熱的で、妖艶で、官能的な旨味に、フルーツを思わせる香りをまとった、個性溢れる日本酒で、衝撃的な味わいの新感覚日本酒です。

 

 

川中島 ふわりん

長野県酒千蔵野さんが造る、瓶内二次発酵させた発泡酒です。

 

アルコール度数が12度と低いため、優しい飲み口と、甘酸っぱさに炭酸ガスが弾ける、ジューシーなお酒です。
このお酒も、女性にお勧めです。

 

 

おわりに

思わず手に取ってみたくなったお酒は有りましたか?

 

意匠を凝らしてデザインされたボトルには、蔵元のメッセージが込められています。
中身のお酒の味がメッセージどおりなら、美味しさは何倍にもなります。

最近は、粋な日本酒BARが、増えています。

お洒落な日本酒が並んでいれば、そこはもうブティックや美術館のよう。

 

 

今宵はアイスバスケットにボトルを冷やして、洒落たグラスで楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっと日本酒の新しい世界を感じられるはずです。

 
 コラムニスト情報
松尾伸二
性別:男性  |   現在地:神奈川県横須賀市深田台93  |   職業:酒屋

全品試飲できる住宅街にある隠れ家的酒販店Sake芯店主

日本酒好きが高じて、日本で唯一サロン風スタイルの一客一亭の酒屋を脱サラで開業。

果物のような甘味や、柑橘類のような爽やかな酸味を基調とした、エレガントでスタイリッシュな新感覚の日本酒をコンセプトに、厳選した銘柄ラインナップを心がけて日夜テースティングに励んでいる。

フランス料理と日本酒を合わせる企画を平成5年から始め、以後毎年開催し料理と日本酒の相性を探求。

 

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